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10代に広がる危険なネットポルノ依存

先日、子供とネットを考える会のFacebookページで下記記事が紹介されていました。

10代に広がるネット・ポルノ依存

 

紹介されている記事は、2013/11/15のNHKの特集に関するまとめ記事です。『ネットポルノ依存』、10代の若者が、ネット上に氾濫するポルノ画像や動画に依存してしまう、そしてその影響はとても危険なものだ、というお話です。ネット依存の1つかと思っていましたが、個別に『ネットポルノ依存』という用語で定義されており、注目に値する依存形態だということが伺えます。

インターネットやスマートフォンが普及したことで、誰もがわいせつな画像や動画に簡単にアクセスできるようになりました。米国、英国では、ネットポルノにのめりこんだり、依存する10代が少なくないと言います。

この特集は、はじめに米国ABCのリポートを紹介していますが、そこに登場する10代の若者の発言は、かなりびっくりするものばかりです。10代の子を持つ保護者の方々としては、深刻な問題だと思うに充分な発言ばかりだと思います。

 

以下に、いくつか引用します。

セックスは力になる

女性とセックスするよりも、断然ポルノの方がいい

生身の女性ではもの足りない。
ポルノ動画の女性は大胆で、いろんなことをするからね。

12歳から14歳まで、いつもポルノを見ていました。
ほとんど日課でした。

高校時代はポルノ一色

 

このように、読んでいて驚くような発言ばかりで、「ネットポルノ依存」の症状の重さを感じます。

また、英ケンブリッジ大学 神経精神科医 バレリー・ブーン博士 の実験によると、『ポルノ依存』は、快楽中枢の活性化反応の観点で、アルコール依存や薬物依存と同じような活性度合いを示すそうです。

 

最後の解説では、
フィルタリングを迂回する方法がとられたり、スマートフォンにおけるフィルタリング設定の理解不足や難しさから、必要以上にフィルタリングを解除してしまうといった問題が起きていることを述べています。このため、フィルタリングだけでは守れない時代であると表現しています。
フィルタリング自体の問題というよりは、使う側の知識や危険認識の問題、というように思えます。

そうした現実の中で、そのネットポルノの害からこどもたちを守る手段は、性教育だという話になっています。教育は大事な要素の1つです。最終的には、本人が理解し、害から身を守る必要があります。その上で、教育から正しい知識を得ることは重要です。

ただ、インターネットが舞台になっている問題です。フィルタリングの改善や、さらにはFilii(フィリー)のような新しいアプローチを、ITで考えることも必要であり、効果があるものだと考えます。

例えば、単純なアイディアですが、スマホで行う検索のキーワード、利用アプリ、閲覧した画像・動画などを把握できれば、一日に何度もポルノ画像・動画らしきものを閲覧しているということに気づくことができます。
日本人の文化・気質的に、さすが『ネットポルノ依存』を保護者に知られたくは無い、というのはあるかもしれません。保護者に知らせるまでしなくても、本人に向けて注意を促したり、その危険度を教えるだけでも、何か効果を得られるかもしれません。

既に海外では重大な問題になっている『ネットポルノ依存』、日本でも急ぎ対策が必要かもしれません。

 


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