最近のスマホに対するフィルタリング普及状況
最近は仕事で「子どもがネットを使うならフィルタリングが必要」というのをよく聞きます。個人的にちゃんと知っているかというと微妙。自分が使ったことないですからね。ということで、フィルタリングについて少し調べてみました。
フィルタリングについて調べてみる
フィルタリング (有害サイトアクセス制限) – Wikipediaを見てみます。
フィルタリングは、様々な価値観に基づき発信されるウェブページなどを、PC向けのソフトウェアや、インターネットサービスプロバイダーや携帯電話事業者によって運用されるプログラムによって評価判別し、情報の配信を許可あるいは遮断する機能である。主に閲覧を不可とするサイトやカテゴリーを指定するブラックリスト方式と、閲覧したいサイトやカテゴリーを指定するホワイトリスト方式がある。
ふむ。読んでみましたがリンク先の記事全部読んでたら気が遠くなりました。(一番印象的だったのは「2008年ユーキャン新語・流行語大賞の候補語に「フィルタリング」が選ばれた。」という点。流行語の候補になってたんですか!)
もうちょいがんばって読むと、想定されるリスクが列挙されていました。
・不法(違法と思われる行為、違法と思われる薬物、不適切な薬物利用)
・主張(軍事・テロ・過激派、武器・兵器、告発・中傷、自殺・家出、主張一般)
・アダルト(性行為、ヌード画像、性風俗、アダルト検索・リンク集)
・セキュリティ(クラッキング、不正コード配布、公開プロキシ)
・出会い(出会い・異性紹介、結婚紹介)
・ギャンブル(ギャンブル一般) ※スポーツくじ、宝くじは対象外である。
・コミュニケーション(ウェブチャット、掲示板、IT掲示板)
・グロテスク(グロテスク)
・成人嗜好(娯楽誌、喫煙、飲酒、アルコール製品、水着・下着・フェチ画像、文章による性的表現、コスプレ)
・オカルト(オカルト)
おお。アダルト、出会い系、ギャンブル、グロテクス…なかなか刺激的な項目が出てきますね。これは何か対策が必要でしょう。まだまだ膨大な情報が記載されていますが、厳密なことは一旦置いておきます。で、保護者は何をすればいいのか?に焦点を当てていろいろ探していたら以下のサイトを発見しました。
お子さまの人生を守るために、保護者がすべきことは?|フィルタリング活用講座|有害サイトフィルタリングソフト「i-フィルター(アイフィルター)」
保護者が何をすればいいか、分かりやすく説明されてます。
フィルタリングソフトを入れるだけでいいのか?Wi-Fiに繋いでも大丈夫なのか?アプリ利用は大丈夫なのか?Android端末とiPhone端末で必要なことの違いは?なども簡潔に書かれています。勉強になりました。
フィルタリングの普及状況
フィルタリングを使うことの大切さはなんとなく分かってきました。そんなに大切なフィルタリングの普及状況はどうかというと(2015年の記事ですが)
(12)急落するフルのフィルタリング利用率…青少年のインターネット環境整備 : 教育 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
本文中によると、スマートフォン利用者のフィルタリング等利用率は
2012年度63.5%、2013年度55.2%、2014年度46.2%…
下がってますね…
名称とアイコン統一で普及さらなる促進へ
上記参照したのは、2015年の記事でしたが、少しずつ対策もとっているようです。ちなみに電気事業者通信協会から先日以下のようなプレスリリースがありました。フィルタリング普及を推進していく取り組みの一つのようですね。
スマートフォン等のフィルタリングサービスの名称及びアプリアイコンの統一について|プレスリリース|一般社団法人 電気通信事業者協会(TCA)
今まで各社でバラバラだった名称が統一されて「あんしんフィルター for <キャリア名>」になるとのこと。主要な携帯事業者が参加しているようです。国をあげて対策を進めていますね。
主に最近のフィルタリングの普及状況を調べてみました。ネットトラブルに関する事件は増えているので、青少年のネット接続機器にはフィルタリングを設定するのは必須でしょうね。
上記以外にも普及に向けて行なわれている取り組みと、フィルタリング率が低下している理由を次の記事に記載しました。